第5回 正しい資金計画のやり方

こんにちは。
KO-KEN HOME DESIGNです。
 
「初めての家づくり」で損をしないために必要な知識についてお伝えしていきます。

今回は資金計画のやり方について。

家づくりにおいてもっとも大切なこと
それは、一番最初に資金計画を行うことです。
 
 
土地決め
住宅会社選び
間取りやプラン設計

など家づくりにはやるべき事が盛りだくさん。
 

多くの住宅会社は、土地や間取りが決まり、最後に見積りと同時に資金計画書という手順で提案するのではないでしょうか。

しかし、このタイミングで資金計画を行うのでは意味がありません。
 
 
 
マイホームにおいて資金計画の正しい目的
それは支払い可能な金額の大枠を決めること。

「その家がいくらかかるのか」を知るためではないのです。

正しい順序は

①最大借入可能額を調べる
②支払っていける金額(全体予算)を決める
②諸費用を把握する

そして最後に、
土地や建物にそれぞれ、どれくらい予算を振り分けるのか計画を立てる
 
 
大枠を決める事が目的である為、家づくりの最初にしなければ意味がありません。
家づくりは、資金計画から始めることで後悔しないものになります。
 
 
 
資金計画で最初に行う「最大借入可能額を決める」にあたり重要なのは住宅ローン選び
 
 
 


では、住宅ローンについて一緒に考えてみましょう。

『住宅ローン』で借り入れする金額を決める際、

(1)金利タイプ
(2)返済期間
(3)月々返済額

この3つをもとに決めていきます。

(1)~(3)を元にどうやって住宅ローン商品を選ぶのか。
これから一つずつご説明します。
  
 
(1)金利タイプ
金利タイプは3種類あります。

変動金利
固定金利選択型金利
固定金利

詳しくは前回(第4回)で説明しています。
こちらからご確認ください。
 
 
(2)返済期間

一般的には、返済期間の最長は35年。
※フラット50という返済期間50年まで可能な商品もありますが、ここでは割愛します)

返済期間については自分で自由に決めることが可能です。

返済期間は5年単位でしか決められないという勘違いされている方多いですが、年単位で自由に選ぶことが可能です。

またフラット35について、35年間返済に時間をかけなくてはならない
と思い込んでいる方がけっこういらっしゃいます。
この誤解についても、決してそんなことありませんので、安心していただければと思います。
 
 
(3)月々の返済額

毎月いくらぐらいなら返済可能でしょうか。

1.今の家賃で払っている金額ぐらい?
2.家賃に1万円足したぐらい?
3.家賃に2万円足したぐらい?
4.せっかく一生に一回の家を建てるのだからそれ以上?

この金額については、価値観によるものなので、正解があるわけではありません。
何を基準に決めるかが大切になります。

 
あなたが、現在賃貸アパートやマンションにお住まいなら、

『家賃』+『光熱費(ガス・電気・水道代)』

が、居住費としてかかっていますよね。

 
家を建てるとなると、この『家賃』が『住宅ローン』に変わり、さらに『固定資産税』を支払わなければなりません。

また、家の面積が増える分、もしかしたら光熱費も上がるかもしれません
20年後、30年後の『修繕』に備え、積立ても必要です。

そうなれば、今までよりもお金がかかってしまうということになりますよね。
 
 
その為、最初に『資金計画』をしつつ、併わせて『保険』を見直すことがベストです。

住宅ローンを借りると、団体信用生命保険と言う生命保険に加入することになります。

そうなれば、ローンを組んだ方に、もしものことが合った場合、住宅ローンがその保険金で相殺されることになります。
 
 
その為保険の内容が重複してしまうところが出てくる可能性が高いのです。

 
家を建てる機会に、一度現在お入りの保険を見直してみることも大切なんですよね。
無駄に保障ばかり増やして、保険にお金をかけ過ぎてしまっている方も決して少なくないのです。
 
 
保険を1〜2万円削ることが出来れば、浮いた分の費用で固定資産税や修繕費用の積立てが可能となります。
保険の見直しもぜひ前向きに考えつつ、返済金額を算出していただければと思います。
 

住宅ローンは、上記の3点について計画を練って選択をすべきです。

最初に逆算された借入金額に、負担出来る自己資金を加算した合計金額が、ベストな全体予算です。
 

では次回からは、その全体予算を細分化していきますね。
まずは土地と家以外にかかる費用の中の、諸経費について詳しくお伝えしたいと思います。

お楽しみに♪

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